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教 員 紹 介

kccn

樫田 美雄  (カシダ ヨシオ)    准教授

E-mail:  kashidaemail

bg 専門基礎科学領域      社会福祉学分野

メッセージ

現代社会は,後期資本主義社会なので,専門職は日々「新規さ」を産み出す必要があります.貴方に新規さを与えてくれる他者は,貴方から新規さを得られなければ去って行くでしょう.樫田の授業は,他者を惹き付け続ける力をグループワーク等で与えます.

 活動紹介

メインの研究活動は,ビデオ映像を用いた相互行為の分析をしています.視線の秩序や会話の秩序をエスノメソドロジー・会話分析という方法で扱っています.そのほか,専門職教育の社会学,<当事者宣言>の社会学,福祉国家の過去と未来やリスク社会論を研究しています.

 教育・研究テーマ

在宅医療のコミュニケーション分析(とりわけ,ALS患者の吸引場面の研究)
高等教育研究(とりわけ,専門職教育の社会学,医療者養成,法職養成等)
エスノメソドロジーとガーフィンケルに関する学史研究(とりわけ,非ゲーム的パッシング,信頼論)
少人数教育の相互行為分析(とりわけ,PBL研究,ワークショップ研究,ボランティア教育)
病院内コミュニケーション
施設内コミュニケーション

 主な略歴

学位:博士(社会科学)奈良女子大学

東京都立大学大学院 社会科学研究科 博士前期課程 社会学専攻 修了(1988)
筑波大学大学院 博士課程 社会科学研究科 社会学専攻 中退(1992)
筑波大学文部技官(社会科学系)
筑波大学助手(社会科学系)
徳島大学 総合科学部 助教授(大学院人間・自然環境学研究科担当)
徳島大学 大学院 ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部 准教授(地域創生コース担当)
福岡教育大学,鳴門教育大学/大学院,関西学院大学,清泉女子大学,奈良女子大学大学院ほかで非常勤講師/兼任講師

 最近の主な研究・論文

論文

  1. 樫田美雄2011「医療の社会学」 藤村正之編 『いのちとライフコースの社会学』弘文堂.
  2. 樫田美雄2008,「高等教育改革の相互行為分析 : ビデオ・エスノグラフィー研究の狙いと工学部都市工学演習の実際」 in 大学教育研究ジャーナル 5, 93-104, 2008-03

著書

  1. 串田 秀也・好井 裕明編 2010 『エスノメソドロジーを学ぶ人のために』世界思想社
  2. 平 英美・中河 伸俊編 2006 『新版 構築主義の社会学-実在論争を超えて』世界思想社
  3. D.メイナード著樫田美雄・岡田光弘訳 2004 『医療現場の会話分析』勁草書房

学会発表

 所属学会

日本社会学会(元編集委員会委員・元研究活動委員会委員)
日本質的心理学会(『質的心理研究』編集委員,現理事,元研究交流委員会委員長・前監事・『質的心理フォーラム』前編集委員)
現代社会学理論学会(元理事・編集委員,元理事・渉外委員会委員長)
ASA(アメリカ社会学会)(現EMCA部会メンバー)
日本保健医療社会学会(現理事,現編集委員会委員長=2015-2017=,元研活委員)
日本社会福祉学会
日本福祉社会学会(元研究委員会委員)
日本家族社会学会
日本スポーツ社会学会・日本電話相談学会
日本臨床心理学会・関東社会学会・関西社会学会

 学部授業

社会福祉学
社会学
保健医療福祉制度論(一部)
障害学
家族とジェンダー(一部)
保健医療行政論

 大学院授業

フィールドワーク論
保健医療福祉論
ケアワーク論